BLという夢と妄想の世界へようこそ~読んだ本の話(ネタバレあり)~

BLをこよなく愛する腐女おばさんのブログです。

公園で行き倒れていた金髪碧眼が、実は…。 

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『ショータ、君を愛してる』表紙

『ショータ、君を愛してる』

にたこ/著、竹書房/発行

☆☆☆読んでみました☆☆☆

エロい表紙です。盛り上がった筋肉に金髪、碧眼!そんなイケメンが頬をほんのり染めた男の子と濃厚なチューをしている表紙。こんな素敵な表紙の本を購入しないわけにはいきません。とりあえず、中身も見ずに購入。

☆☆☆どんな話なのかしら?☆☆☆

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『ショータ、君を愛してる』より引用。

田舎から出てきた大学生のショータは、なかなか都会に馴染めずに寂しい思いをしていました。そんな時に、公園でお腹を空かせて倒れこんできた外人がジョシュアです。このジョシュアが、ぼさぼさの髪をしてシンプルなTシャツとGパンという軽装ですが、実は金髪碧眼のイケメンです。

お腹を空かせたジョシュアに牛丼をおごってあげるショータです。奢ってもらった牛丼を美味しそうな食べる、その満面の笑顔にショータは見惚れてしまいます。

その後、ひょんなことから二人で映画を見に行って、映画の後は、ショータの家に帰りますが、ジョシュアは、まだ何も知らないショータにおいたをしてしまいます。ああ、こんなに気持ちいいなんて…とそのまま気を失ってしまったショータが次の日に目覚めると、そこにはジョシュアはいませんでした。

昨日のことは何だったのだろうか?と考え、さよならも言わずにいなくなったジョシュアのことを考えると寂しくなります。そんなことを考えながら大学の帰り道、スーツをピシッと着こなし、髪も整えたジョシュアがショータの前に現れます。

その姿は、昨日見た映画の中に出てきた俳優です。え~、ジョシュアは、俳優だったのか!!となるのですが、ジョシュアはショータのことが忘れられずに、ショータの元へ戻ってきたのでした。

世界的な有名な外国の俳優が、普通の大学生に恋をするというのは、ちょっと無理があるような気もしますが、絵がなかなか素敵なので許しましょうという感じですね。

表題の『ショータ、君を愛している』の他に2つのお話が入っています。

3つ目が短編ですが、イケメンでやり手で大人の上司が、オタクで年下で、眼鏡君に抱かれてメロメロになっているのが、私的には萌えポイント大ですね。

綺麗な絵で、もりもり筋肉なイケメンで、Hシーンも沢山あるので、大満足な1冊ですね。

☆☆☆エロ度はどうかしら?☆☆☆

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『ショータ、君を愛してる』より引用。

いやぁー、エロいですよ。キスも場面も多いですし、挿入の準備で、ほぐすところとか、わりとそのものズバリ(ぼかしは入っていますが)の行為が描いてあり、なかな満足感のあるHですね。

そして、3つ目の短編。バリタチだった上司が、一目ぼれした部下のために自分のおしりを差し出してしまうというお話。スーツをすらりと着こなした大人の男性が、頬を染めながら、可愛い男の子に攻められのは、グッときますね。

☆☆☆読んでみた感想は?☆☆☆

絵も綺麗で、イケメンが沢山でてきて、Hもものすごく濃くて、なかなか楽しめた1冊でした。多少、設定的に無理がある気がしないでもないですが、その分、その体で帳消しになりそうな肉体です。色っぽい表情がお好きな方には、ぜひ読んで頂きたい作品です。