BLという夢と妄想の世界へようこそ~読んだ本の話(ネタバレあり)~

BLをこよなく愛する腐女おばさんのブログです。

流されて男に抱かれちゃったノンケリーマンが、めちゃくちゃエロい!

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『これもお仕事です』表紙

『これもお仕事です』

練馬zim/著、竹書房/出版

 ☆☆☆読んでみました☆☆☆

表紙のちょっとくたびれたおじさんが、色っぽい目でこちらを見ている表紙にそそられまして、購入しました。買って後悔なし。というくらい、色っぽいリーマンが満載でございました。さて、どんな話でしょうか。読んでみました。

☆☆☆どんなお話でしょうか?☆☆☆

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『これもお仕事です』より引用

サラリーマンの月島は、優秀な営業マンです。少しきつい納期でも、請け負ってしまうので、仕事を任せてもらえるということもあります。その仕事を支えているのが、裏方の制作部の哲平です。哲平は月島のことが好きなので、惚れた弱みから、月島の持ってくる納期のきつい仕事でも引き受けてしまうのです。

そんな状態に限界を感じた哲平は、とうとう月島に告白をします。「俺はあんたのことが好きなんです」と。

ノンケの月島は、いきなりそんなことを言われても、はい、そうですか。と受け入れることはできません。

哲平はそれならばと、一旦引き受けた月島の仕事を断りますが、それでも最終的には徹夜までして月島の仕事を仕上げるのです。これも惚れた弱みです。頑張って仕事を終えた誰もいない夜中のオフィスで、月島は男を見せます。

そう、月島は哲平の思いに報いるために、哲平に身体を捧げます。男前ですね。

ぼつぼつと髭の生えたおじさんなのに、Hの時はもう、めちゃくちゃエロいのです。哲平は惚れるのも無理ないと思ってしまいます。

その後も、流されるように哲平に抱かれる月島です。いえ、流されて抱かれたように見えますが、実は月島は、それなりに覚悟を決めて、哲平であればという強い気持ちで抱かれたのです。

月島としては、そろそろ本気で付き合おうと哲平に言うのですが、哲平は今のままでセフレのままでいいと言うのです。

哲平は実は、嫉妬深いし執着しているし、かなり面倒くさい奴なので、月島と本気で付き合ってしまえば離れられなくなり、月島に捨てられたら生きていけないから、今のままでいいと言うのです。

これって、ものすごい熱烈な告白だと思いませんか。こんな熱い愛の告白をされたら、あなたならどうしますか?引いてしまいますか?それとも…。

月島は後者でした。哲平のことを嫌がるのではなく、哲平が後ろ向きな態度をとっているのを何とかして自分に向き合うように努力するのです。月島っていい男ですよね。

結局、哲平も月島のことを信じることにします。その時に哲平が月島をドロドロに甘やかして自分がいなくてはなにもできないくらいにしてあげる、と言うのですが、これもなかなか熱い想いです。哲平はどちらかというとクールな見た目なのすが、心のうちには、そんな熱い気持ちをもっているなど、胸キュンです。

☆☆☆エロ度はどうなのかしら?☆☆☆

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『これもお仕事です』より引用

Hシーン、盛りだくさんです。とにかくエロい。月島がトロトロにと蕩けさせられている顔など、めちゃくちゃエロいのです。ノンケのおじさんがこんな顔しちゃダメでしょうというくらいヤバイ!

紅潮した顔に、とろんとした瞳に涙を浮かべて、口をポカリと開いているところなど、哲平でなくとも、ドキドキしてしまいます。また表現もすごくて、そんなところ舐めてしまうんですか?というところや、それをそこでやってしまうんですか?というようなヤバイ!ことも沢山あります。

あんなエロも、こんなエロもあります。

☆☆☆読んでみた感想は?☆☆☆

面白い話でした。絵も綺麗で、哲平はクールな見た目と違い熱い男ですし、月島もスーツがカッコいいです。そしてHもめちゃくちゃエロくて、眼福でした。話も面白かったし、なかなか満足感のある作品でした。

話もHも両方、満足したい方にお勧めです。