BLという夢と妄想の世界へようこそ~読んだ本の話(ネタバレあり)~

BLをこよなく愛する腐女おばさんのブログです。

やんちゃでヒゲの高校生を押し倒したのは、黒髪ロングの美人な同級生!

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『ったく、しゃーねーな!』表紙より

『ったく、しゃーねーな!』

厘てく/著、ふゅーじょんぷろだくと/出版

☆☆☆読んでみました☆☆☆

表紙につられて購入してしまいました。

くっきりを割れた腹筋と、ちょこっとこぼれるピンクの乳首

そして、腰からパンツにかけての絶妙な感じと、購入心をそそります。

そういうことで、『ったく、しゃーねーな!』を読んでみました。

☆☆☆どんな話なのかしら☆☆☆

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『ったく、しゃーねーな!』より引用

髪をそめてヒゲまで生やした、やんちゃ系高校生の手越宗親は、外見とはうらはらに皆に甲斐甲斐しく世話を焼くので、クラスメートから「おかん」と呼ばれています。

そんなおかん気質の宗親が最近、気になるというか、世話を焼きたくなるのは、席が隣になったロングヘアーのイケメンです。このイケメン君が民四郎なのですが、イケメンというよりも黒髪の美人さんという感じです。

この四郎が実は、すごい引っ込み思案で、人と接するのが下手で、ずっと保健室登校を続けていたのですが、新学期になったのを気に教室へ登校するようになりました。

せっかく教室に登校するようになっても、しゃべることができずに何かというと宗親に助けてビームを送ってきます。

宗親もそんな民が可愛いのと、おかん気質でついつい世話を焼きます。そして民を宗親だけではなく他の子とも仲良くなるように、自分は少し離れていようとするのですが、民にとってはそれが、宗親から避けられているように感じてしまい、どうしていいかわからずに、再び保健室登校に戻ってしまったりします。

宗親のことが好きなのに、その思いに気づいてもらえずに辛い思いもしますが、そこは世話焼き体質の宗親です。ついついほだされてしまいます。

そしてついにHに及ぶのですが、そうですか、そうきましたか。

美人さんが、ヒゲ君を押し倒してしまうのですね。はい、私大好物です。

性格や見た目からいうと、民の方が受けのような気がしますが、民が宗親を抱きたいのですね。そして、宗親もそれを許してしまうなんて心の広い人でしょう。

以前のBLだと、攻め受けは、見ただけで分かってしまいましたが、最近の作品は、見た目だけではわからないのが多くて、それはそれでなかなか楽しみがありますね。

☆☆☆エロ度はどうかしら?☆☆☆

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『ったく、しゃーねーな!』より引用

エロ度はというと、まぁまぁという感じでしょうか。

表紙と攻め受けの見た目の反対さ、など期待感大だったのですが、Hは普通でした。

ギリギリまで描いている感じもしますが、いかんせん、そのものもシーンが少ないのかしら?宗親の鍛えられた腹筋もほんの少ししか見られず、残念です。

☆☆☆読んでみた感想は?☆☆☆

厘てくさんの作品は、何冊か読んだことがありますが、面白い作品を描く人だと思っています。この作品も、題材とかいい感じなのですが、何かパンチが足りないと思うのは私だけでしょうか?

それでも、それなりに楽しめると思います。男らしい人が受けが好きな方にはいいようです。